11月15日(月)発売の週刊少年ジャンプ50号より賀来ゆうじ先生の新連載、『アヤシモン』が始まりました。
本記事では毎週月曜日の最新話公開にあわせて、作品のネタバレ感想を書いていきます。
また本記事では作品の基本情報も紹介していますので、これから作品を追いかけようとしている方はぜひそちらも参考にご覧ください。

なお本記事の執筆にあたってはフラゲ情報を意識的に見ないようにしています。予想などの不確定な内容についてご指摘等あってもスルーしていただけると幸いです。
以下、本文中には最新話のネタバレを含みますので、未読の方はご注意ください。
『アヤシモン』第1話ネタバレ感想(第50号・11月15日発売)
期待の新連載『アヤシモン』はまさかの極道モチーフ。
「妖し者(もん)」というタイトルや立ち絵の少女(ウララ)から妖怪モノというところは予想できていましたが、煽り文にあった「裏社会」のワードを直球できたかたちですね。
最近はコンプラなども厳しいですし、過去には『銀牙 -流れ星 銀-』のような回避策もあったわけで、極道モノの設定で来るとは予想していませんでしたが。。。
「新宿歌舞伎町」という言葉まで出てきているので、それなりにガツンと向かう方向性なのかもしれません。
ちなみに今作の主人公は以下の2人。
- 海堂マルオ:強くなるために修行しすぎて本人でも制御不能な力を手に入れてしまった少年。結果高校を退学に。
- ウララ:妖怪?少女で極道の組長。東洋一の繁華街・新宿歌舞伎町で天下を取るためマルオと親子盃を交わす。
ウララちゃんがかわいいのはもちろんとして、やはり気になるのは海堂マルオ。
賀来ゆうじ先生のここまでの経歴もあってか、ジャンプ本誌での連載ということについてのメタ的な設定がふんだんに投入されたキャラですね。
強くなるために修行しすぎて戦う相手がいなくなってしまったという設定もなかなか。
修行シーンなどにも小ネタがたくさん盛り込まれていて、まさに「ジャンプ」という感じですね。
個人的に笑ってしまったのは男塾名物・油風呂ですかね。。。
とは言いつつも明るいだけのお話ではなく、虐待家庭で育てられていたことを仄めかす描写があるなど、表層的な部分にとどまらない「陰」を垣間見させる部分も。
また浄化作戦からしばらく経ち治安が安定しているとはいえ、この先の舞台として予告されたのはまさかの「新宿歌舞伎町」。
『闇金ウシジマくん』の真鍋昌平先生が取材に苦労されていたような話も聞きますが、大丈夫なのかその辺り気になります。
この先の展開を楽しみに期待しつつ追いかけていきたいと思います。
『アヤシモン』第2話ネタバレ感想(第51号・11月22日発売)
『アヤシモン』第2話ではウララの背景と新宿の現状が語られます。
かつて新宿の最大勢力であった「炎魔会」。
大親分である鬼王(きおう)の死去により炎魔会は分裂し、新宿は各組が覇権を奪いあう抗争状態へと突入してしまいます。
ウララはその混乱に乗じて新宿で頂点に立つために、舎弟としてマルオを組に引き入れますが、何と組員はウララとマルオの2人だけ。
それもそのはずでウララは鬼王の隠し子だったのです。
鬼王が死んだ後、ウララの身の危険を予見して、世話係であった橋姫が新宿から逃したのでした。
しかしウララは実父の死をはるか遠方より眺めることしかできなかった無念を胸に、父を殺した仇に復習するために新宿に舞い戻ります。
と、第2話は話の背景とウララの動機付けを説明するための回といった具合でした。
一方のマルオは相変わらずの脳筋プレイの馬鹿力で巨躯の妖怪・橋姫に勝利。
橋姫は人間体の姿を見ると、3人目のキャラクターとして今後レギュラー化しそうですね。
幼女、少年、お姉さんでバランスもよさそう。
また今回もジャンプネタがばっちり入ってきましたし、この辺のノリはしばらく続きそうですね。
ラストではマルオの異常な能力の由来についても伏線が張られたところ、「妖しい者」と由縁のある出自なのでしょうか。
この辺も次回以降で期待したいところですね!
『アヤシモン』第1話がジャンプ+で公開中
なお『アヤシモン』第1話がジャンプ+で試し読みとして全ページ公開されていますので、未読の方はぜひ今のうちにどうぞ!
新連載『アヤシモン』とは
『アヤシモン』は週刊少年ジャンプ50号から連載開始予定の新作マンガ。
作者は『地獄楽』の賀来ゆうじ先生ということで、期待度この上なしの注目度No.1作品です。
ちなみに上記は賀来先生ご本人の予告ツイートですが、海外のユーザーからのリプライも多数。
世界中のファンの期待を集めていることが分かります。
『アヤシモン』について事前にわかっていたこと
『アヤシモン』について公開されていた事前情報は以下の2つ。
- 「妖しモンとの激熱バトル!!」「妖しき裏社会バトル」の煽り文
- 次回予告に掲載の主要キャラクター2名の立ち絵
新連載の常で事前に公開されている情報はかなり少なく、ジャンプ49号の次号予告が情報の全てといった具合でした。
『アヤシモン』は裏社会×妖怪×バトルもの?
煽り文やキャラ絵からも、「妖しモン」=「妖怪」モノという予想は比較的カタかったところ。
「裏社会」という言葉を使いつつも、ジャンプ本誌であることや近年のコンプラ重視の風潮から、どこまで「裏社会」なのかははっきりと予想がつかないところもありましたが、まさかの極道もの。
社会のウラを描きつつも妖怪モノという路線では、奥瀬サキ先生の『コックリさんが通る』などを思い出しますが、テイスト的にはもう少しジャンプ的なところに寄せた感じになりそうです。
主要キャラクターは妖怪少女ウララと退学少年の海堂マルオ
立ち絵向かって左側の和装女子・ウララは見てのとおりのアヤカシ系でまさかの極道の組長。
また向かって右の男子キャラ・海堂マルオは本人が制御できないほどの腕っ節により高校を退学になってしまった少年。
第1話では2人の間に親子盃が交わされるところから物語が始まります。
舞台は新宿歌舞伎町へ
第1話の最後では、これから主役の2人が踏み入れる先として、東洋一の繁”化”街・新宿歌舞伎町が言及されています。
作中でどこまでリアルな歌舞伎町が再現されるのか期待度大ですね。
賀来ゆうじ先生は『アヤシモン』で少年ジャンプ+から本誌ジャンプへの移籍
賀来ゆうじ先生の前作『地獄楽』はWEB版の少年ジャンプである「少年ジャンプ+」での連載作品。
また過去作『FANTASMA』は「ジャンプSQ.」での連載ということで、今作が初めての週刊少年ジャンプ本誌での連載ということになります。
最近では藤本タツキ先生の『チェンソーマン』が『アヤシモン』とは逆のジャンプ本誌→ジャンプラルートの移籍となっており、ちょうど対照的になっています。
賀来ゆうじ先生は藤本タツキ先生のアシスタント経験もあり
ちなみに賀来ゆうじ先生は藤本タツキ先生のもとでアシスタントをされていたことがあり、『ファイアパンチ』の制作に参加されています。
藤本タツキ先生のもとでは、現在『ダンダダン』を連載されている龍幸伸先生も過去にアシスタントをされています。
お互いが刺激をしあう関係として、漫画家とアシスタントを超えた繋がりが現在も継続しているようですね。
『チェンソーマン』『ダンダダン』は両方とも個人的な推し漫画なので、ぜひ『アヤシモン』を含めた三作品が盛り上がって欲しいと感じます。
『アヤシモン』ネタバレ感想&基本情報まとめ
本記事は最新話が公開されるごとに感想&考察記事として内容を追記していく予定です。
期待の新作ということで、ぜひ読者の皆様と一緒に盛り上がっていければと考えています。
ぜひ『アヤシモン』を応援していきましょう!
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