KindleのX-Rayの機能と使い方を解説!電子書籍の骨格が見える便利機能

9年越しのKindleユーザーのながう(@nagausan)です。

電子書籍はデータならではの利便性の高さが魅力ですが、不得手な部分もはっきりしているコンテンツ形式。

「ざっくりこの辺りに戻る」といった感覚的な移動に弱く、操作のテンポもよくないことから「電子書籍は使いづらい」と感じられる方も多いようです。

ながう

描画速度が遅いのはEインクの宿命か。

一方で紙の本は指先で感覚的にページを戻ったりできるのが強み

特に小説などで話の筋を見失ったり、登場人物が分からなくなった際に、適当にページをパラパラめくりながら読み返せるのは紙の本の最大の利点でしょう。

ながう

ページをめくる指先の感覚と読書体験はもはや一体……。

しかし「電子書籍はページ戻りが厳しい→読み返しに向いていない」というわけではありません

「全体を感覚的につかみにくい」電子書籍の弱点をカバーするために、Kindleには「X-Ray」という機能が搭載されています。

X-rayを上手に使うことでKindleがぐんと使いやすくなるので、ぜひ機能や操作方法を把握しておきましょう。

タップできる目次

Kindle(キンドル)の「X-Ray」とは

今回ご紹介するKindleの「X-Ray」は、電子書籍から重要性の高いキーワードや画像を抜き出して一覧として整理してくれる機能

まさにエックス線写真(X-Ray)のように、重要なキーワードや登場人物、トピックといった本の骨格を可視化してくれます。

電子書籍は紙の本のようにアナログにページを行ったり来たりできず、全体が見渡しにくいという弱点がありますが、X-Rayはそのような電子書籍の弱みをカバーするために用意された機能です。

Kindleの「X-Ray」の機能

X-Rayができるのは主に全体からキーワードを抽出し、全体の構成にひもづけること。

X-Rayでは次の要素を抜き出すことができます。

X-rayで抜き出せる要素
  • トピック(頻出するキーワード)
  • 人物
  • 画像

キーワードには辞書的な解説も付され、人物も含めて作中のどこで登場したかがリスト化されます。

また本機能では使われた回数、また何章の何ページに出てきたかまで表示されます。

簡単に読み返せる他、全体の構成を把握するという観点からもとても有用な機能です。

もちろんそれぞれの抽出結果から、ワンタップで該当ページまで移動できます。

なおX-rayはAmazonを見ても読み方のルビが振られていませんが、おそらく機能的にも普通に「エックスレイ」と読むのででよさそうですね。

Kindle電子書籍リーダーでの「X-Ray」の使い方

ここからはX-Rayの使い方を解説します。

ここではまずKindle電子書籍リーダーでの利用方法について解説します。

Kindle電子書籍リーダーでの「X-Ray」の起動方法

まずKindleのホーム画面から読みたい本を開きます。

画面の上部を適当にワンタップするとメニューが表示されます。

一番右にあるアイコンをタップします。

上部メニューバーのアイコンをタップする

「X-Ray」をタップします。

メニュー>X-Rayを選択

X-Rayで分析された結果が表示されます。

X-Ray:全体画面

タブは左から

  • すべて
  • 人物
  • トピック
  • 画像

の並び。

それぞれのタブを見ていきます。

Kindleリーダー版 X-Rayタブ①:すべて

「すべて」は「人物」「トピック」がまとめて一覧として表示されているタブ。

X-Ray:すべてタブ

やや見づらい感もありますが、とりあえず一つのリスト上で見たい場合はこちらを開けばよいでしょう。

Kindleリーダー版 X-Rayタブ②:人物

「人物」は作中の人物と初めて名前が出てきた場面、また全編の登場件数が表示されます。

X-Ray:人物タブ

登場人物ごとにも表示できます。

X-Ray:人物(個人ごと)

この場合は何章の何ページで出てきたかまで詳しく表示されます。

上部にはタイムラインが表示されているのも分かりやすいですね。

Kindleリーダー版 X-Rayタブ③:トピック

またトピックは作中で用いられる語句が抽出され、Wikipediaから解説が引用されます。

X-Ray:トピックタブ

Wikipediaからの解説は初期状態では省略表示になっています。

解説の上をタップすると続きが表示されます。

X-Ray:トピック(Wikipedia)

Kindleリーダー版 X-Rayタブ④:画像

「画像」はその1冊の中で画像が挿入されているページを表示してくれます。

X-Ray:画像タブ

画像だけを見ていくこともできるので、最近流行りの図解本などをざっと見たいときなんかにも良さそうです。

Kindleアプリでの「X-Ray」の使い方

X-RayはKindleアプリでも使用可能です。

ここからはiOS版Kindleアプリ上でのX-Rayの利用方法について解説します。

Kindleアプリでの「X-Ray」の起動方法

まずKindleアプリで読みたい本を開いたら画面をワンタップします。

タップするとそれまで全画面表示されていたページが縮小表示され、隣接ページがパネル状に表示されます。

Kindleアプリのページ画面をワンタップすると全画面表示からパネル状の表示へと移行

画面右上のメニューアイコンをタップします。

画面右上のメニューアイコンをタップする

開いたメニューの一覧から「X-Ray」をタップします。

開いたメニューから「X-Ray」をタップする

Kindleリーダーの場合と同様に、X-Rayで分析された結果が表示されます。

X-Rayで分析された結果が表示される

タブは左から

  • すべてのアイテム
  • 用語

となっており、項目がKindleリーダーと異なります。

特に「画像」がないのが大きな違いですね。

それぞれのタブを見ていきます。

Kindleアプリ版 X-Rayタブ①:すべてのアイテム

「すべてのアイテム」は「人」「用語」がまとめて表示されるタブです。

Kindleリーダーの「すべて」タブと同じですね。

Kindleアプリ版 X-Rayタブ①:すべてのアイテム

Kindleアプリ版 X-Rayタブ②:人

「人」は登場人物が一覧で表示されます。

Kindleアプリ版 X-Rayタブ②:人

人名をタップすると登場人物ごとに表示できます。

X-Rayで「人」から人名ごとに表示

電子書籍リーダー版と同様に、登場ページ数とタイムラインが表示されます。

Kindleアプリ版 X-Rayタブ③:用語

用語では作中で用いられる重要な語句が表示されます。

電子書籍リーダー版での「トピック」にあたります。

Kindleアプリ版 X-Rayタブ③:用語

こちらも語句をタップするとより詳細な解説が表示されます。

用語の詳細表示

詳細はWikipediaの個別記事へのリンクで確認するかたちです。

またこちらも「人」と同様にタイムラインが表示され、視覚的にわかりやすくなっています。

「X-Ray」の対応状況の確認方法

Kindle書籍がX-Rayに対応しているかは、Amazonの製品ページから確認できます。

「X-Ray」は一般書籍でも対応していない場合があり

Kindle書籍の中でも小説やビジネス書などの一般書籍はX-Rayに対応していることがほとんどです。

しかし一部の書籍では非対応の場合があり、その場合は(当たり前ですが) X-Ray機能は使えません。

X-Ray対応の有無は書籍の詳細ページにて確認できます。

上の例ではX-Rayの項目が「有効にされていません」となっており、機能に対応していないことが分かります。

ちなみに対応の有無については条件は不明です。

単純に出版社の対応リソースの問題かと思っていましたが、上の例では出版社は大手のKADOKAWAにも関わらず、発売日から10ヶ月近く経っても対応していません。

この辺りは著者の意向と出版部数などから最終的に出版社が判断しているものと推測されます。

「X-Ray」は漫画や雑誌には非対応

なおX-Rayは漫画や雑誌には非対応です。

漫画でX-Rayを開いてもグレーアウトしていてタップができません。

漫画や雑誌はX-Ray非対応(メニューがグレーアウトされる)
不死川玄弥について調べたくてもX-rayはマンガに非対応。
ながう

全編がイラストなので当たり前といえば当たり前ですが。

雑誌も同様にX-Rayに非対応。

「メモとハイライト」機能などや目次のタップ移動に対応していない書籍は、X-rayにも対応していないようです。

Kindle X-Ray 機能まとめ

以上、KindleのX-Rayの機能と使い方についてご紹介しました。

ちなみにトルストイの『アンナ・カレーニナ』で登場人物は559人。

ジョルジュ・ぺレックの『人生使用法』という作品では(おそらく近代以降の文芸作品で最多の)1,500人以上とのこと。

そこまでいくとX-Ray的にどうなるのか(はたして見やすいのか)興味があるところですが、少なくとも普通に小説などを読む限りは利便性はありそうです。

ながう

ジョルジュ・ぺレックの『人生使用法』はKindle化されていないようですが……。

ご家族や知り合いなどで電子書籍に苦手感を持ってる方がいれば、ぜひ教えてあげてみてください。

またすでにKindleを使っていてまだこの機能を使ったことのない方も、ぜひ一度利用してみましょう。

これまで以上に読書しやすくなるかもしれませんよ。

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